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チキン南蛮とは?唐揚げとの違い、甘酢とタルタルの2つのスタイルと、宮崎・延岡で生まれた料理の歴史
焼鳥千吉がGoogleで公開している、甘いたれとタルタル風のソースがかかった鶏の揚げ物の写真をもとに、チキン南蛮と唐揚げの違い、甘酢だけのものとタルタル付きの2つのスタイル、延岡市の洋食店のまかないから広まった歴史、卵・小麦などを含むことと注文時の確認点を、農林水産省と延岡市の資料にもとづいて整理しました。
執筆:株式会社皓悦

焼鳥店や居酒屋のメニューには、串焼きのほかに揚げ物が並んでいることがよくあります。そのなかで「唐揚げ」と並んで見かけるのが「チキン南蛮」です。どちらも鶏の揚げ物ですが、作り方も味も同じではありません。この記事では、焼鳥千吉がGoogleで公開している鶏の揚げ物の写真を手がかりに、チキン南蛮とは何か、唐揚げとの違い、2つのスタイル、注文するときに確認したいことを、農林水産省と延岡市の資料をもとに整理します。
チキン南蛮はどんな料理か
農林水産省の「うちの郷土料理」では、チキン南蛮を宮崎県の郷土料理として紹介しています。それによると、昭和30年代に延岡市内の洋食店で、従業員のまかない料理として作られたのが始まりとされ、当初は鶏の唐揚げを甘酢に漬けたような料理だったといいます。その後、タルタルソースをかけてサラダなどを添える今のスタイルが生まれ、人気が広がりました。
同じページによると、昭和40年代には家族で出かけたときに洋食店で食べるごちそうとして親しまれ、その後は学校給食や家庭料理、飲食店のメニューとして宮崎県内に広まりました。延岡市の公式サイトも「チキン南蛮」は延岡が発祥の地だと紹介しています。今では宮崎以外の飲食店やお弁当でも見かける料理になっています。
「南蛮」という名前について、農林水産省のページは、戦国時代に日本へ来たポルトガル人やその文化を「南蛮」と呼び、唐辛子を入れた甘酢に漬けた「南蛮漬け」に鶏肉を使ったことが名前の由来だと説明しています。つまり「南蛮」は辛さそのものではなく、甘酢に漬ける調理法を指す言葉として使われています。
唐揚げとの違いは衣と甘酢
農林水産省のページでは、作り方を、鶏肉に小麦粉をまぶし、溶き卵にくぐらせて揚げ、甘酢に浸すと説明しています。小麦粉と卵の衣にすることで甘酢がしみ込みやすくなるとされています。一般的な唐揚げは下味をつけた鶏肉に粉をまぶして揚げ、そのまま食べることが多いので、卵の衣と甘酢があるかどうかが大きな違いです。
部位について、同じページは昔はむね肉が使われ、今は脂ののったもも肉を使うこともあると書いています。どちらの部位を使っているか、甘酢にどれくらい浸すかは店によって違うため、さっぱりしたものが好きか、ジューシーなものが好きかで、注文前にお店に聞いてみるのも一つの方法です。
甘酢だけのものと、タルタル付きのもの
延岡市の公式サイトは、延岡市内には甘酢だけのシンプルなものと、タルタルソースで味を加えた洋食風のものがあると紹介しています。農林水産省のページも、タルタルソースをかけるものと甘酢だれだけのものの2種類があるとしています。メニューに「チキン南蛮」とあっても、タルタルが付くとは限らないということです。
| 甘酢だけ | タルタル付き | |
|---|---|---|
| 味の中心 | 甘酸っぱい甘酢と衣 | 甘酢にタルタルのまろやかさが加わる |
| 延岡市の紹介 | シンプルなもの | 洋食風のもの |
| 注文前に見る点 | メニューに「タルタル」の表記があるか | タルタルの量や別添えにできるか |
農林水産省のページでは、タルタルソースの材料としてマヨネーズ、ケチャップ、砂糖、ゆで卵、きゅうり、玉ねぎが挙げられています。衣にも小麦粉と卵を使うため、チキン南蛮は卵と小麦を含む料理だと考えておくのが安全です。食物アレルギーがある方は、店ごとに材料が違うことを前提に、注文の前に必ず店員さんに確認してください。
写真の一皿を見る
下の写真は、焼鳥千吉がGoogleで公開している写真を、大きさだけ縮めて加工せずに載せたものです。紙を敷いた灰色の器に鶏の揚げ物が盛られ、つやのある茶色のたれがかかり、中央にタルタル風の白いソース、横にパセリが添えられています。見た目は、たれとタルタルの両方を使ったスタイルに近い一皿です。

ただし、写真から分かるのは見た目だけです。この一皿のメニュー上の名前、たれが甘酢かどうか、むね肉かもも肉か、いつも提供しているかどうかは、この記事では確認していません。メニューや提供状況は変わることがあるので、気になる方は来店時や予約の電話で確認してください。
焼鳥店で頼むときのコツ
揚げ物は揚げたてが出てくるので、運ばれてきたら熱いうちに食べるのがおすすめです。甘酢やたれがしみた衣は時間がたつとやわらかくなるので、さくっとした食感が好きな方は早めに、しみ込んだ味が好きな方は少し置いてから、と好みで食べ分けることもできます。中は熱いことがあるので、最初の一口は気をつけてください。
何人かで分けるときは、取り皿をもらって一切れずつ取り分けると、タルタルがかかった部分とかかっていない部分を好みで選べます。串焼きは一本ずつ焼き上がることが多いので、揚げ物を一皿頼んでおくと、串を待つあいだのつまみになります。食べきれる量かどうか、何切れ入っているかは店員さんに聞くと安心です。
- メニューの「チキン南蛮」にタルタルが付くか見る
- むね肉かもも肉か、気になるなら聞く
- 卵・小麦などのアレルギーがあれば注文前に必ず伝える
- 揚げたては中が熱いので最初の一口に注意
- 分けるときは取り皿をもらい、量や切れ数を確認する
焼鳥千吉 南久宝寺店は、大阪市中央区南久宝寺町3丁目2-15 三休橋ガーデンスケープEにあります。営業時間や最新のメニューは、公式サイトで確認するか、営業時間内にお店へお問い合わせください。串焼きと一緒に揚げ物を頼むときは、この記事のチェック項目を参考にしてみてください。
参考情報・出典
- 農林水産省「うちの郷土料理」チキン南蛮 宮崎県(確認日:)
- 延岡市公式ホームページ「郷土の味『延岡の名産品』」(確認日:)
- 焼鳥千吉 南久宝寺店 公式サイト(確認日:)


