/ 貿易 / 日本語
香水・マニキュア・スプレー缶は海外へ郵便で送れる?日本郵便の「航空危険物」と、船便でも送れない理由
日本郵便の「国際郵便として送れないもの」をもとに、香水・マニキュア・ヘアトニックなどの引火性液体、スプレー缶などの高圧ガス、アルコール濃度24%を超える日焼け止めなどが、郵便物の種類や船便かどうかに関わらず送れない理由、引受け後のX線検査と返送、送る前に成分表示で確かめたいことを整理しました。
執筆:株式会社皓悦

海外に住む家族や友人へ日本の化粧品を送りたい、海外の購入者から香水やネイル用品を頼まれた、という場面はよくあります。ところが、香水やマニキュア、スプレー缶は、日本郵便の国際郵便では送れないものとして案内されています。
この記事では、日本郵便の「国際郵便として送れないもの」のページ(2026年10月26日確認)をもとに、どんな品目がなぜ送れないのか、船便なら送れるのか、送る前にどこを確かめればよいかを整理します。
なぜ送れない?「航空危険物」という考え方
日本郵便は、国際航空運送協会(IATA)の「危険物に関する規則」が対象とする物品を「航空危険物」と呼び、国際郵便では、郵便物の種類や輸送手段に関わらず送ることができないと説明しています。香水やマニキュアは、この中の「引火性液体」として挙げられています。
注意したいのは、「飛行機に載せないなら大丈夫」とはならない点です。同じページでは、船便扱いでも引受不可になると明記されています。EMSや航空便だけでなく、船便を選んでも送れないと考えてください。
主な品目と分類
| 分類 | 日本郵便が挙げている例 |
|---|---|
| 引火性液体 | ライター用燃料、ペイント類、香水、ヘアトニック、マニキュア、アルコール飲料 |
| 高圧ガス | 除塵スプレー、携帯用濃縮酸素など(代表的な品目としてスプレー缶も挙げられています) |
| 可燃性物質 | マッチ、ライター、炭 |
| アルコール濃度24%を超えるもの | 日焼け止め、ヘアトニック、アルコール飲料など |
ページでは代表的な品目として香水、マニキュア、スプレー缶、モバイルバッテリーなどが並んでいますが、これはあくまで例です。ここに名前がない商品でも、成分や容器によって同じ扱いになることがあります。ヘアスプレーや制汗スプレーのようなスプレー製品も、高圧ガスを使っていれば同じ考え方で確認が必要です。
引受け後のX線検査と返送
日本郵便は、引き受けた郵便物をX線検査などで確認していて、送れないものが入っている場合は、外国に発送する前に返送などをすることがあると案内しています。窓口で受け付けられたからといって、その後も問題なく届くとは限りません。
返送されると、そのぶん受け取りが遅れ、送料や手間が無駄になることもあります。また、税関告知書には内容品を具体的に書く必要があるので、「化粧品」とだけ書いて香水を入れる、といった方法は取らないでください。書き方は税関告知書(CN22/CN23)の記事も参考にしてください。
送る前に成分表示で確かめたいこと
- 容器や外箱に「火気厳禁」「高圧ガス」などの表示がないか
- 成分にエタノール(アルコール)が含まれているか。含まれる場合、濃度が24%を超えないか
- スプレー式・エアゾール式の容器かどうか
- 判断がつかない場合は、送る前に郵便局の窓口で確認する
アルコール濃度は、商品のパッケージに書かれていないことも少なくありません。分からないものを「たぶん大丈夫」と判断して入れるのは避けましょう。また、宅配便会社などの国際配送サービスにはそれぞれ独自の規則があるので、利用する場合はその会社の案内を確認してください。
海外の購入者から頼まれたときは
海外の購入者が日本の通販やフリマアプリで化粧品を買い、転送サービスなどを使って受け取ろうとするケースもあります。この場合も、最終的に国際郵便や国際配送で運べる品目かどうかが問題になります。購入前に、使う配送サービスの禁止品目を確かめておくと安心です。電池が入った商品については、電池入りのおもちゃの記事で別にまとめています。
なお、当社のメルカリ個人店舗とLoop KOBE(メルカリShops)は、国内配送のみで、海外への直接発送には対応していません。国際郵便の規則は変わることがあるため、送る直前に日本郵便の公式ページで最新の内容をご確認ください。


